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『映画 キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』の感想

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2025年9月12日に公開になった映画、『キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!』を観てきました。

公開初日に観に行った後、しばらくして再び観てきました。すでに公開から日が経っているのでネタバレもあると思われる感想を書いていきます。

もし、まだ観てない、かつこれから観る予定でネタバレ食らいたくない方はご注意ください。

アイアイ島は何だったんだろう

今作の舞台となるアイアイ島。珊瑚の妖精が住む不思議な島で、あらゆる海とつながっているとか。

色んなものが流れ着くようで物も人も。今回のキーパーソンである伝説のアイドルもここに流れ着いた人だったようですね。

そんなアイアイ島で10年に1度開かれるフェス、「スーパーミラクルアイドルフェスティバル」に招かれたアイドルプリキュア一行。

フェスの出演者はロボットや獣人、ゾンビのアイドルなどなど色々。

アイアイ島とつながる海は恐らく地球に限らず、宇宙の色んな所につながっているのでしょうね。

不思議な島、たぶん異世界の類なのでしょう。ま、この辺の設定はたいして重要じゃないかもね。

珊瑚って長生きなんだね

アイドルプリキュアをフェスに招いた珊瑚の妖精トット。彼がフェスや島の案内をしている時から感じていましたが、どうも時間の感覚が人間とは違うような。

10年ごとを頻繁と言ったり、1000年前をそんなに昔じゃないような発言だったり。

これは後に明らかになるけど、珊瑚の寿命はとても長いらしいです。

というより、明確な寿命はないようで、環境さえ整えば数百年から千年単位。見つかっているものでは8000年を超える例もあるようです。

珊瑚ってそんなに長生きなんだね。

うた&メロロン、なな&こころ&プリルン

アイアイ島がヤミクラゲに襲われ、プリキュア達がテラによって1000年前に飛ばされた際のチーム分け。

うた&メロロン

直前のテレビ放送でメロロンと和解したばかりでしたが、ずいぶん丸くなったようで安心しました。

テラにお礼するものがないからと歌い出すうたに合いの手入れたり、七色ドクカサゴなる魚の毒にうなされるうたを心配したり看病したり、仲良くなって良かったね。

テラはうたがアイドルだと名乗ると、アイドルは好きではないと言います。役目を投げ出して隠れたアマスも、アマスを見捨てたアイドルも無責任だと。

それでも、食料を取ってきてくれたし、解毒できる海藻も取ってきてくれたし、優しい子なんです。

そして、この映画で一番好きなシーンは、やっぱり夜の砂浜でうたがテラに向けて歌うシーン。

星空の下で歌う、うたの表情、声、しぐさ、全部きれいでテラもここで落ちちゃってますね。

ここで歌われる、『♪HIbiki Au Uta♪』が好きで、ここを見るために2回目いったと言っても過言じゃない。

なな&こころ&プリルン

こちらは村の方でお世話になってた。

伝説のアイドルについての情報や女神アマスの様子などについて調べてた。

てか、プリルンが棍棒みたいなので扇風機やってたけどあんな特技があったのか。

アマスとテラ

予告の時から、この二人は関係あるだろうなとは思ってた。

親子とかではないだろうかと思っていたけど、ちょっと違ったね。

女神アマスがヤミクラゲに襲われて闇に飲まれてしまう直前に、完全に闇に飲まれるのを避けるために自分の一部を逃がした存在がテラだった。

よく考えれば、二人の名前はアマテラスから来ている。なぜ気付かなかったんだろ。

そして、アマスは伝説のアイドルが姿を消したことにショックを受けて姿を隠した。これも岩戸隱れがモデルになっていますね。

ちなみに珊瑚は有性生殖でも無性生殖でも増えるらしいです。産卵して生殖もしますが、折れた枝が別の個体として生きていく事もあるようです。

伝説のアイドル

作中では「伝説のアイドル」としか呼ばれませんが、Utakoという名前らしい設定があるようです。日記にも書いてあるんだとか。

あらゆる海とつながるアイアイ島は場所だけでなく時間も超えるようで、1000年前のアイアイ島にいた伝説のアイドルは昭和の日本から流れ着いたアイドルだったようです。

アイアイ島に流れ着いた彼女は自らをアイドルだと名乗り、歌と踊りでアイアイ島の人達を元気づけていた。そんな彼女に元気づけられたのが、孤独に闇から島を守り続けていたアマス。

アマスとアイドルはずっと一緒にいると約束しましたが、それは叶いませんでした。

人間と珊瑚の間にある圧倒的な時間の差。数千年の時を生きる珊瑚、その妖精であるアイアイ島の住民やアマスも長い時を生きるのに、人間であるアイドルは自分が老いていくことを伝えられず、ひとり離島に隠れてしまいました。

プリキュア達5人がその島に行き、彼女の日記を見つけました。ここに何が書かれていたのかは分かりませんが、うた達は日記を読んで決意した様子。

それにしても、たまたま流れ着いた別の世界の島で生まれ持った時間の差を打ち明けられず、ひとりで隠れ最期を迎えた伝説のアイドルもまた孤独だったことでしょう。

アマスや島の人を悲しませたくないという思いが、結果アマスを傷つけてしまったのも悲しい話です。

VSアマス

伝説のアイドルの真実を知ったうた達はアマスを止めて救う決意をして決戦に入ります。

アマスの力に押されたプリキュアだったが、島民の応援でキュアアイドルはゴッドアイドルスタイルに。

ここからのメドレーもまた良い。誰かが歌って、他が戦う。

そして、ひろプリ、わんぷりの参戦。まさかの主題歌をウィンク&キュンキュン→ひろプリ、ズキューン&キッス→わんぷり、これは予想外でした。

ずっと盛り上がっててよかった。

流れる時間の差

そしてアマスに伝えられる、珊瑚と人の寿命の差。

真実を知って出会わなければよかったと言うアマスに対して、悲しいことだけど出会えたことが素晴らしいことだと説くのがわんぷり。

誰になにを言わせるかも大事だよね。

そして、アイドルがアイドルでいられる時間はほんの一瞬かもしれないけど、限られた時間で精一杯輝こうとするその姿が美しいんだろうな。

闇からの解放、眠りにつく女神

プリキュアの思いが通じ、闇から解き放たれ闇を晴らした女神アマス。歌と踊りで闇から抜け出し、世界を照らしたこの場面も岩戸隠れがモチーフですね。

しかし、一連の出来事を通じて力を使い果たしたアマスは、自身の役目をテラに受け継いで、永遠の眠りにつくことに。

女神となったテラだったが、力を回復するために永い眠りにつくことになります。

推しのキュアアイドル、うたに1000年後に戻って歌で自分を目覚めさせて欲しいと頼み、未来へ送り返す。

独りで1000年もの間待ち続けることを寂しいと涙するうたに対して、テラは「推しのライブが待っていると思えば、1000年なんてあっという間よ」という名言。

そして、元の時代に戻ったプリキュアのステージが始まる。ライブによって世界は照らされ、ヤミクラゲの被害にあい石になった人も元に戻り、アマスの像から1000年ぶりに目覚めたテラ。

お待たせ

映画タイトルにもある「お待たせ」。これは視聴者とか作中のオーディエンスに対しての言葉だと思っていたのですが、ここまで観れば誰への言葉か分かりますね。

うたから、1000年独りで待っていたテラへの思いだったんですね。

過去トップレベルで良かった

今年も無事プリキュア映画を観れたわけですが、映画でいうとトップレベルで良かったです。

あくまで個人的な感想なのですが、70分という短い尺でストーリー、演出、メッセージが詰め込まれた素晴らしい映画だったと思います。

ストーリーは分かりやすさの中にも考えさせられるところもあり、アイドルをテーマにしたプリキュアならではのメドレーで歌いながらのバトルシーン、ゲスト出演となるひろプリ、わんぷりの活躍の塩梅。

ゲストキャラも立たせつつ、うたがしっかり主人公してたもの満足。

人生で映画館で2回目の鑑賞したのは初めてだったのですが、何回でも観れそうなくらいはまってます。

最後に入場者プレゼント。大人ももらえるやつ!

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