2023年9月15日公開の『映画プリキュアオールスターズF』を観てきました。
プリキュア20周年イヤーということでお祭り映画であるオールスターズが5年ぶりの公開となりました。
この映画はどうしても早く観たかったので、数年ぶりにプリキュア映画を映画館で観ることにしました。
せっかくなのでここで感想を書いていこうと思います。
多少ストーリーに触れる部分もあると思うので、未視聴で観る予定の方はネタバレ注意です。
4つのチームに分かれて謎の世界を冒険
スカイチーム
スカイチームのメンバーは
- キュアスカイ/ソラ・ハレワタール
- キュアサマー/夏海まなつ
- キュアプレシャス/和実ゆい&コメコメ
- キュアシュプリーム/プリム
ソラが目を覚ますところから始まります。いきなり何かに襲われそうになるところに駆けつけるキュアサマーとキュアプレシャス。
このチームは、この3人は体力お化けなので木にも崖にも登って食料調達してました。
プリムは途中で合流でしたね。
出てきた時点で何か知ってそうで怪しい…
主人公チームだけどのどかがこのチームだったら絶対ついていけてないw
プリズムチーム
- キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ
- キュアラメール/ローラ
- キュアフィナーレ/菓彩あまね
- キュアグレース/花寺のどか&ラビリン
- プーカ
のどかがスカイチームではないのは、体力お化けについていけないのとラビリンとましろの声優ネタかな。
最初、ましろとローラが出会ってわちゃわちゃ始まるんですけど、このチームはのどかの優しさが印象的すぎる。
プーカが自分の力に怯えているのを手を握ってあげるところとか。
すごく優しいくて、スカイチームの面々と比べると逞しいイメージは薄いんだけどやっぱりこの子もヒーローなんだよ。
ウィングチーム
- キュアウィング/夕凪ツバサ
- キュアマジェスティ/エルちゃん
- キュアフローラ/春野はるか
- キュアアンジュ/薬師寺さあや
- キュアフェリーチェ/花海ことは
フローラの戦闘シーンは相変わらず美しいですね。
動くたびに花が舞って、当時の戦闘神回みたいでした。
はーちゃんの魔法はやっぱり便利で空を飛びまくってました。
「キュアップ・ラパパ、みんなが大切な人と会えますように」
万能に思えるはーちゃんの魔法も本当の万能じゃなくて、でもこうして願いを言葉にすることで叶えてきたまほプリ。
願いを言葉に、言葉は魔法に、魔法は奇跡を呼ぶ。
バタフライチーム
- キュアバタフライ/聖あげは
- キュアアース/風鈴アスミ&ラテ
- キュアミルキー/羽衣ララ
- キュアマカロン/琴爪ゆかり
雪の中、バチバチのララとゆかり。あげはが仲裁しようとするもゆかりは別行動に。
ゆかりさん、マイペースではあるけどこんなにめんどい女だったっけ。
結局ラテのおかげで丸く収まったけども。
ゆかりが吹雪の中凍えながら、あきらの幻を見たところで気付くとそばにはラテ。いや、犬だけども…
なんやかんや仲直りして、足湯でひと休み。なぜこんなところに足湯?
このあたりでアスミとラテはこの世界の違和感というか正体に気付いているようでした。流石。
にしても雪山でノースリのロングワンピースって、精霊は寒さも平気なのか。
城とアークとシュプリーム
城の近くでスカイチームとプリズムチームが合流したため、プリムとプーカの再会。
プリムに怯え、力を暴走させてしまう。
最初からそうかなと思ってたけど、プリムが敵なのは確信です。
穴に落ちながら城で再会を約束するソラとましろ。
この騒動でバタフライチームも集合。一緒に城に向かいます。
この時点では黒幕と思われているアークの城に突撃、あっという間にてっぺんまで駆け抜けていきます。
見ていて気持ちいくらい技の連発でどんどん進んでいきます。
そしてアークと相対した時、ウィングチームが壁をブチ破って登場。
アークをそのまま倒しちゃった。あっけなさ過ぎて唖然とするプリキュア。
そしてとうとうシュプリームがその正体を明かす。
シュプリームの正体
結局なんなのかはよくわからなかったけど、強い相手を倒して自分の強さを証明するのが目的らしい。
本編の開始前にプリキュアオールスターズと戦い、倒して地球ごと消してしまったらしい。
地球を消しに来た時に戦った『プリキュア』があまりにも強かったらしいです。
その強さの理由を知りたくて消した地球から、一部つぎはぎして世界を作って、人と敵を用意して、自分もプリキュアの姿を真似てみて世界を救ってみたらしい。
プーカもその過程でプリキュアが連れてる妖精を真似て作った分身みたいなものと。
だからプーカは破壊の力を持っているんですね。
そしてシュプリームはあの数のプリキュア相手に一度勝ってるんで、結構絶望的な強さでした。
最初は手も足も出ない状況でしたね。
終盤のバトルシーンは圧巻
プリキュアの出番です
ピンチの中、プーカの力でミラクルライトが現れます。
ライトを照らすとプリキュアたちの記憶が流れてくる。
各作品の名シーンや印象に残るシーンが次々流れてきます。
視聴した作品が多いほど感慨深くなるシーンでした。
思い出から次々復活するプリキュアたち。
ここからのバトルシーンだけもう何回か見たいくらい色んな事が起きてました。
たくさんの技が飛び交って、コラボ技もあったり、スピード感のある肉弾戦もあり。
久々に「これこれ~」っていうシーンが見られました。
それでも決めきれない中でプーカが覚醒します。
キュアプーカ誕生
全員そろってなお、押し切れないプリキュアたち。
そんな中、プーカがプリキュア妖精たちの力でプリキュアに覚醒します。
シュプリームから生まれた忌むべき力と言いながらも、みんなを守る為ならとその力を使います。
誰かを守りたい、助けたい、まさにプリキュアの力そのものです。
プーカの力を合わせてとうとうシュプリームを撃破します。
シュプリームとプーカ
最後はプリキュアたちに受け入れられたシュプリーム。
シュプリームに寄り添うプーカ。ふたりでどんな未来を歩むのでしょう。
プリキュアってなに
今作のテーマでもあった『プリキュア』とは何か。
シュプリームの疑問としても投げかけられてましたが、なんなんだろ。
誰かを守りたい、助けたいという思いだったり、何気ない日々を大事に思う気持ちだったり、どこに重きを置くかは作品によるけどベースはそういうことなのかな。
劇中では作り替えられた世界が舞台になっていて、元の世界は消されていました。
でもシュプリームが作った世界には、そこにプリキュアはいないはずなのに現れます。
これにはシュプリームも驚いていました。
地球がプリキュアに希望を託したのか、世界中の人々の願いなのか分かりませんが、どちらにせよ大きな希望を背負った存在でもあります。
目の前の誰かを助け、自分たちの日常を守った結果、世界を救い続けてきた少女たち。
現行の作品でもあるように、ヒーローというのも一つの答えなんでしょうね。
”F”とは何だったのか
結局”F”については明確には示されませんでした。
- Fight
- Friend
- Future
- First
- Forever
- Final...?
公開前のムービーでこれらが挙げられていました。
あと言われているのは
- Fukkatsu(復活)
- Futari (ふたり)
「ふたり」に関しては、ソラとましろ、シュプリームとプーカ、そもそもプリキュアはふたりから始まっているしね。
「復活」ですが、ミラクルライトも復活を冠してます。
また今作では世界もプリキュアも一度消滅して復活してるので個人的には、復活の”F”がしっくりきます。ドラゴンボールかよ。
むしろ大人向け
プリキュアのメインの視聴者は女児なわけですが、今作はどう考えてもたくさんの作品を観てきた人に向けたものではないかなと思いました。
オールスターズなので当然なのかもしれませんが、僕のように20作全話見てるような人間が最も楽しめていることでしょう。
劇場は親子連ればかりでしたが、自分が一番楽しんだ自信がありますww
話も子供には難しい気もするし、バトルシーンはあのスピードに付いていける子はいないだろうし、思い出シーンも分からないだろうし。
キャストさんたちが、今プリキュアが好きな子はもちろん、いつかプリキュアが好きだった人にも見て欲しい、と言ってたのは納得です。
プリキュア好きとして見逃すわけにはいかなかった映画でした。