名古屋市中区丸の内にある神社です。
東照宮の名の通り、徳川家康公を祀っています。
名古屋城から少し離れた位置にあり、静かな神社です。
戦火に焼かれながらも再興し、長く崇拝されています。
名古屋東照宮について
天下を治め、260年続いた江戸幕府を開いた徳川家康公を祀る神社です。
御祭神
徳川家康公 名古屋開府の祖
ご利益 出世開運、開運厄除、勝負運、学業成就、健康長寿
由緒
御祭神として祀られるのは徳川家康公です。誰もが知る天下人、江戸幕府を開いたその人です。
家康公は、名古屋城を築いた名古屋開府の祖神です。
そして名古屋城初代城主は家康公の第9子の徳川義直公です。
名古屋東照宮は、家康公が亡くなった3年後の元和5年(1619年)に義直公によって名古屋城郭内三の丸の亀尾天王社(現在の那古野神社)の隣に建てられました。
明治になり、名古屋城内に名古屋鎮台(陸軍の部隊)が置かれることとなり、現在地に遷座することになります。
当時の本殿は国宝に指定されていたりもしましたが、第二次世界大戦の名古屋大空襲によって本殿を含み焼失しました。
戦後になり、市内にある建中寺から霊廟(れいびょう)を移築し、本殿として再興しました。
現在は愛知県の指定文化財などに指定されています。
末社 福神社
名古屋東照宮内にある末社です。
御祭神
大国主命(おおくにぬしのみこと) 大黒様と同一とされる
事代主命(ことしろぬしのみこと) 恵比寿様と同一とされる
ご利益 開運招福、商売繫盛、金運、良縁、家庭円満
由緒
家康公は生前、大黒様と恵比寿様を信仰しており、天海(慈眼大師)に彫刻で尊像を作らせ御神体としていました。
家康公亡き後は、名古屋城主である義直公に継がれ元和5年の、名古屋東照宮鎮座の際に相殿神として祀られました。
この大黒様は腰に両刀を差し、両手に玉を抱えた姿だそうです。
これは、「邪を斬り悪魔を払い玉の如く円満なる大慈悲心」を表現しているとされています。
御朱印
授与所にて御朱印を頂けます。
見開きの2社朱印です。
授与時間は9時~17時です。初穂料は600円です。
時間内であればインターホンで神社の方を呼ぶことが出来ます。
アクセス
名古屋城から徒歩15分です。
電車
- 地下鉄・鶴舞線「丸の内駅」から徒歩5分
- 地下鉄・名城線「市役所駅」から徒歩15分
- 地下鉄・名城線/桜通線「久屋大通駅」から徒歩15分
車
神社の駐車場はありますが祈祷者用です。
一般参拝者は近くにコインパーキングをご利用ください。
周辺のスポット
那古野神社(なごやじんじゃ)
すぐ隣にある神社です。
昔も今もこの2社は隣同士に建っています。
→【那古野神社】名古屋城の鎮守、名古屋の氏神として祀られてきた神社。アクセスや御朱印について
愛知縣護国神社
愛知の護国神社です。愛知にゆかりのある英霊が祀られています。
名古屋城から名古屋東照宮に向かう途中にあります。
名古屋城
金のしゃちほこが有名な名古屋のシンボルです。
徳川家康によって建てられ、名古屋東照宮を建てた義直公がいた城です。
まとめ
名古屋東照宮について
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内
御祭神 徳川家康公
授与所時間 9時~17時
御朱印 600円
アクセス
- 鶴舞線「丸の内駅」から徒歩5分
- 名城線「市役所駅」から徒歩15分
- 名城線/桜通線「久屋大通駅」から徒歩15分
- 名古屋城から徒歩15分
- 駐車場は祈祷者用(周辺にコインパーキング有)
周辺スポット
- 那古野神社
- 愛知縣護国神社
- 名古屋城
リンク
天下を治め、名古屋の発展にも大きく貢献した徳川家康公を祀る神社です。
名古屋城から少し距離があるため、参拝者が少なくとても静かでした。
隣の那古野神社と共に名古屋城とは関係が深い神社なので、お城の後に訪れてはいかがですか。