東京都杉並区高円寺にある神社です。
日本で唯一とされる気象神社があります。
また、素敵なデザインの御朱印が人気で駅から徒歩5分の好立地なこともあり参拝者が多くいます。
映画『天気の子』にここをモデルとした神社が登場しています。
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高円寺氷川神社について
由緒
江戸名所絵図によると、源頼朝による奥州征伐時に武蔵国杉並に至った際、兵の中に高円寺村にとどまり、農民となった人がいました。
一説では村田兵部稟云々とも言われています。ちなみに村田姓は高円寺の旧家でもあります。
そこに、武蔵国大宮高鼻の氷川神社から使者がやって来て同氏に御神意を伝え、この地に建立したとされています。
この高円寺村の位置高く採松杉繁多し遠く木田を望みて風致絶佳とされる当地に社殿を建立したのが起源といわれている。
高円寺氷川神社公式サイト-由緒
ちょっと難しいですが、高い位置にあり木々が繁り、眺めが良い場所といったところでしょうか。
そういった場所に建てられたことから農業の神様とされています。
大正6年編纂の東京府豊多摩郡神社詩によると、古来から高円寺村小名原の鎮守で曹洞宗高円寺の別当職だったとされています。
また、高円寺は数回の火災にあっていると言われています。
そのためか、古い文献は焼失しており正確な創建時期が不明ですが、天文時代(1532~1555年)の高円寺創建時に一緒に建てられたとされています。
明治の神仏分離により別当職を廃止し、戦後に宗教法人氷川神社として現在に至ります。
御祭神
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
- 伊邪那岐命の子であり、天照大御神の弟である神様
- 暴れまくって高天原を追い出されたり、八岐大蛇を退治したりと、有名な神話に出てきます
- 疫病退散の神様でもあります
境内社 気象神社について
気象神社は日本で唯一ここにしかないとされています。
どんな神社なのでしょうか。
由緒
1944年4月に大日本帝国陸軍の気象部の構内に造営されたことが始まりです。
軍にとって天候を把握することは、戦いにおいても重要な要素だったため、きちんとした気象予報がされていましたが、予報的中の祈願をするなど、観測員の心の拠り所とされていました。
戦後には、神道指令によって撤去される予定でしたが、調査漏れのため残存しました。
先々代の宮司が受け入れたことで、氷川神社の境内社となりました。
御祭神
八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
- 高天原の最高司令官・高皇産霊命(たかみむすびのみこと)の子
- 多くの人の知恵を集結させることが出来る「知恵の神様」
天照大御神の岩戸隠れの際に、外に出す方法を考えた神様です。
それにより世界に太陽が戻り、明るい世界を取り戻せました。
このことから「気象の神」と祀られるようになりました。
また、その名の通り『晴・曇・雨・雪・雷・風・霜・霧』の8つの気象を司るとされています。
境内
この日は3月初旬でした。梅の花が咲いていました。
気象神社の裏には稲荷神社もあります。
忘れずお参りしてきました。
この神社の絵馬は下駄になっていて特徴的です。
江戸時代の神輿を修復したもののようです。
御朱印
御朱印は授与所で頂けます。
授与所は9時~16時ですが、休みの日もあるため、Twitterで確認した方が良さそうです。
氷川神社と気象神社の2社がありどちらも500円です。
月替わりになっていてデザインが素敵で人気です。
現在は、月が替わってもしばらく用意されているため、過去の御朱印も頂けます。
神社の方がスタンプを手作りされているそうです。
アクセス
JR中央線「高円寺駅」から徒歩5分です。
駐車場は境内の本殿横(授与所前)にあります。
まとめ
高円寺氷川神社
日本唯一の気象神社
所在地 東京都杉並区高円寺南
御祭神 素戔嗚尊
参拝時間 早朝~17時(夜間は閉門)
受付時間 9時~16時(お休みはTwitterで確認)
御朱印 氷川神社・気象神社 各500円
アクセス
- JR中央線「高円寺駅」から徒歩5分
- 駐車場は境内にあり
リンク
高円寺氷川神社について書いてきました。
駅から近く、御朱印も素敵でした。
また、参拝した際に手作りのコースターを頂きました。
こちらも月によって違うようで、何度も行きたくなりますね。
ちなみに3月は桃の節句、ひな祭りモチーフのようです。
おまけ 『天気の子』の登場シーン(画像はありません)
映画の中で、「晴れ女=天気の巫女」について調査するシーンで出てきます。
映画の中では天井に絵が描いてありますが実際は無いようです。
うっすら覚えていますが、見る機会があれば注目してみたいです。
今までに参拝した神社仏閣はこちら