岡山市にある備前一宮の神社です。桃太郎のモデルとされる神様が祀られる神社について、御朱印やアクセスについてもまとめました。
近くには備中一宮吉備津神社もあります。
2つの神社の関係についてもまとめました。
吉備津彦神社について
吉備津彦神社は岡山県岡山市北区にある備前一宮の神社です。
吉備の中山の麓にあり、桃太郎のモデルとなった大吉備津命を祀っています。
御祭神
大吉備津日子命を主祭神として、関係の深い神様が相殿神として祀られています。
主祭神
大吉備津日子命(おおきびつひこのみこと)
- 第7代孝霊天皇の第3王子
- 四道将軍の一人 西道将軍
- 山陽道に派遣され、吉備を平定した
- 桃太郎のモデル
相殿神
吉備津彦命(きびつひこのみこと)
- 孝霊天皇の皇子 若建吉備津日子命
孝霊天皇(こうれいてんのう)
- 大吉備津日子命の父
- 第7代天皇
孝元天皇(こうげんてんのう)
- 大吉備津日子命の兄弟
- 第8代天皇
開化天皇(かいかてんのう)
- 孝元天皇の御子
- 第9代天皇
崇神天皇(すじんてんのう)
- 開化天皇の御子
- 第10代天皇
彦刺肩別命(ひこさしかたわけのみこと)
- 大吉備津日子命の実兄
天足彦國押人命(あまたるひこくにおしひとのみこと)
- 大吉備津日子命の親族
- 第5代孝昭天皇の御子
大倭迹々日百襲比賣命(おおやまとととひももそひめのみこと)
- 大吉備津日子命の姉
大倭迹々日稚屋比賣命(おおやまとととひわかやひめのみこと)
- 大吉備津日子命の妹
金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)
- 鉱山や金属業の祖神
大山咋大神(おおやまくいのおおかみ)
- 山の神
由緒
古来から、吉備津彦神社の裏にある吉備の中山には巨大な磐座・磐境があり、山自体が信仰の対象とされてきました。
崇神天皇の時代に、大吉備津日子命は朝廷の命で、吉備を平定するために派遣されました。
当時、この地を支配していた温羅(うら)との戦いが桃太郎のお話のモデルだと言われています。
同じく岡山市に鎮座する備前一宮・吉備津神社があります。
ここが吉備一宮でしたが、吉備が三国に分かれた際に吉備津神社から分祀し、吉備津彦神社が出来たとされています。
境内
本殿は岡山県指定重要文化財です。
桃太郎のお話の鬼のモデルになった温羅命を祀っています。
子安神社は、子授け、安産、育児、夫婦円満の神です。
少し遠目の写真になってしまいましたが、駐車場から見える位置に桃太郎の像があります。
この他にも多数の摂社・末社があります。
写真は撮り忘れましたが、参道入り口の備前焼狛犬も特徴的です。
御朱印 受付場所と時間
吉備津彦神社では、御朱印が頂けます。
ただし、感染予防のため書置きのみの対応となっています。
用意してある箱に初穂料500円を納め、置いてある御朱印を持って行ってください。
場所は入口から見て右にある授与所です。
受付時間は授与所の時間と同じく8時30分~17時です。
アクセス
車
駐車場は100台駐車可能で無料です。
通常開閉門に合わせて、午前6時から午後6時です。これ以外の時間は閉まるのでご注意ください。
電車
JR吉備線・備前一宮駅から徒歩3分
近くのスポット
吉備津神社
備中一宮の神社です。
同じ神様を祀っており、吉備津彦神社はここから分祀して建てられました。
→【吉備津神社】長い廻廊で有名な、桃太郎のモデルの神様を祀る神社。御朱印やアクセスは?
最上稲荷
最上稲荷山妙教寺です。
神仏習合の寺で、日本三大稲荷のひとつです。
岡山城
日本100名城の城です。
その黒い外観から烏城(うじょう)の異名があります。
まとめ
吉備津彦神社について
備前一宮
参拝時間 6時~18時
主祭神
- 大吉備津日子命
御朱印
- 初穂料 500円
- 受付時間 8時30分~17時
- 授与所にて拝受(書置き対応)
アクセス
- 駐車場100台 無料
- 最寄り駅はJR吉備線・備前一宮駅
リンク
備前一宮である吉備津彦神社を紹介しました。
近くにある吉備津神社ほど大きくなく人も少なめですが、こちらも昔から親しまれている神社です。
2つの一宮はほど近い距離にあるため一緒にお参りしてみてはいかがでしょうか。
→【吉備津神社】長い廻廊で有名な、桃太郎のモデルの神様を祀る神社。御朱印やアクセスは?
こちらは備後一宮の吉備津神社です。