岡山市にある備中一宮の神社です。
かつてはヤマトに比肩する勢力を持った吉備国の一宮でもありました。
長い廻廊が有名で、岡山の観光スポットでもあります。
昔話・桃太郎のモデルとなったとされる大吉備津命を祀っています。
吉備津神社について
吉備津神社は、岡山県岡山市北区にある神社で備中一宮です。
また、後に備前・備中・備後に分かれる吉備国の一宮でもありました。
そのため、この吉備津神社は、備中一宮であると同時に、三備一宮を名乗っています。
御祭神
主祭神
大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)
- 第7代孝霊天皇の第3皇子
- 山陽道に派遣され、吉備を平定した
- 昔話・桃太郎のモデルと言われている
相殿神
相殿伸として大吉備津命と関係の深い神様が祀られています。
御友別命(みともわけのみことのみこと)
- 大吉備津彦命の子孫
仲彦命(なかつひこのみこと)
- 大吉備津彦命の子孫
千々速比売命(ちちはやひめのみこと)
- 大吉備津彦命の姉
倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)
- 大吉備津彦命の姉
日子刺肩別命(ひこさすかたわけのみこと)
- 大吉備津彦命の兄
倭迹迹日稚屋媛命(やまとととひわかやひめのみこと)
- 大吉備津彦命の妹
彦寤間命(ひこさめまのみこと)
- 大吉備津彦命の弟
若日子建吉備津日子命(わかひこたけきびつひこのみこと)
- 大吉備津彦命の弟
由緒~桃太郎のモデルと言われるお話~
第7代孝霊天皇の皇子である大吉備津彦命は、第10代崇神天皇の時代に朝廷から離れた地を平定するために派遣された将軍の1人です。
山陽道に派遣された大吉備津彦命は、吉備国で鬼と恐れられ、人々を苦しめていた百済の王子・温羅(うら)一族を退治し、この地を平定したと言われています。
この伝説が昔話・桃太郎の物語のモデルになったと言われています。
境内のようす~有名な長い回廊~
駐車場側から階段を上がると、隋神門がありその先に本殿があります。
本殿に向かって左に社務所、右に廻廊、後ろに授与所があります。
廻廊は摂社や境内のあちこちにつながっています。
タイミングよく人や物が映り込まずいい感じに撮れました。
これは南隋神門の横から撮った写真でよく見るアングルな気がします。
こんな感じで廻廊で境内の社などにつながっています。
参拝したのが受験シーズンだったのでこんなものもありました。
御朱印、授与場所と時間
吉備津神社の御朱印についてです。
御朱印は本殿に向かって左の社務所で頂けます。授与所とは別なのでご注意ください。
御朱印帳に直書きして頂けるため、忘れず持っていきましょう。
番号札を渡され、書き終わったら横のモニターに番号が表示されるシステムです。
本殿に参拝後に御朱印帳を預けて、境内を回るのがおすすめです。
初穂料は300円です。
開門5時、閉門18時ですが御朱印の受付は9時頃から15時ごろとなっているため、時間にはご注意ください。
駐車場や最寄り駅は?
駐車場
すぐ前に駐車場があります。
400台駐車可能で、通常は無料です。
電車
電車で行く場合は、JR吉備線。吉備津駅から徒歩10分です。
駅から出てすぐに参道があります。
近くの観光スポット
吉備津彦神社
車で5分。こちらは備前一宮の神社です。
同じく大吉備津彦命を祀る神社です。
最上稲荷
車で15分。最上稲荷山妙教寺です。
神仏習合の寺で、日本三大稲荷のひとつとされています。(諸説あり)
岡山城
車で30分。日本100名城に選ばれた城です。
その黒い外観から烏城(うじょう)の異名があります。
まとめ
吉備津神社について
備中一宮
参拝時間 5時~18時
主祭神
- 大吉備津命
御朱印
- 初穂料 300円
- 受付時間 9時~15時
- 御朱印帳を預けて境内を回れます
アクセス
- 駐車場400台 平時は無料
- 最寄り駅はJR吉備線・吉備津駅
リンク
備中一宮であり三備一宮でもある吉備津神社。
長い廻廊やそこからつながる多くの宮社など見どころたくさんです。
近くには備前一宮の吉備津彦神社もあるので一緒に参ってみてはいかがでしょう。
ちなみに備後一宮の吉備津神社は広島県福山市にあります。少し離れてますがこの3社は非常に深い関係があるため、3社とも参っておきたいですね。
→【吉備津彦神社】桃太郎のモデルを祀る備前一宮。御朱印やアクセスについて