出雲大社から1kmほどの場所にある海岸です。
国譲り・国引きの神話に残っている砂浜です。
また、出雲大社の素鵞社で砂を持ち帰るためにも先にここに訪れておく必要があるなど、出雲大社と深い関係がある砂浜です。
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【出雲大社】日本中の神様が集まる神々の国!出雲の縁結び神社。回り方・御朱印について
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神話に登場
神話に出てくる、国譲りの際に、国つくりの神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)と天津神である建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が交渉したと言われています。
また、国引きの時に使った綱が海岸になったという長浜海岸が続いています。
この浜は、旧暦10月10日に八百万の神々を迎える海岸でもあります。
国づくりと国譲り
「国づくり」とは、大国主大神が葦原中国(あしはらのなかつくに)つまりこの地上を開拓した大業のことを言います。
大国主大神は国づくりの最中に農業や漁業、医薬に関する知識を授けて国を豊かにしてきました。
やがて、豊かになった国を天照大御神に奉還しました。
これを「国譲り」と言います。
この国づくりに感動した天照大御神が、大国主大神のためにお宮を建てました。
これが出雲大社の起源だとされています。
国引き
出雲の創造神である八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)は最初に出雲の国を作った時に小さく作ってしまったそうです。
そのため、国を大きくするために国引きをすることにしました。
それでどこかに良い土地はないかと探したところ、新羅(しらぎ)に余った土地がありました。
その土地を切り離して綱をかけ、引っ張ってきて出雲にくっつけました。
この土地が今の小津町から日御碕までとなり、綱は長浜海岸となりました。
これが出雲の国引き神話です。
弁天島
稲佐の浜にある島です。
昔は島の前まで波が来ていましたが、砂浜が広がったことで近づけるようになっています。
かつては「弁財天」を祀っていましたが、明治の神仏分離により今は「豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)」が祀られています。
出雲大社に行く前に寄りたい理由
出雲大社にある素鵞社(そがのやしろ)ですが、ここは稲佐の浜と深い関係があります。
それはこの社の左右に置いてある砂についてです。
ここの砂は元々は稲佐の浜の砂です。
そして出雲大社の最も強いパワースポットの下に置かれ、存分にその力を受けた砂です。
実はこの砂は持ち帰ることが出来るのですが、持ってきた砂と交換して持ち帰る必要があります。
そのためには稲佐の浜で砂をもらい、素鵞社にある砂と交換します。
袋など何か入れ物を持って行きましょう。
アクセス
出雲大社から1kmほどの場所にあります。
車で3分、徒歩では15分程です。
駐車場はいくつかあり、20台ほど駐車可能です。
休みの日は混雑します。また、駐車場内は一方通行ですので注意してください。
まとめ
稲佐の浜について紹介しました。
神話に出てくる砂浜でもありますし、出雲大社の砂を持って帰るためにも、ぜひ出雲大社の前に寄りたい場所です。
リンク
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